懐かしの日本映画 1.
【 1940年〜1950年代 】


阿片戰爭/1943年封切
盲目の少女に高峰秀子、その姉に原節子が扮し、日本人のみで中国人とイギリス人の役を演じきった異色作
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( 阿片戰爭とは )
アヘンの密輸が原因となって勃発した戰爭の事を言い、清とイギリスとの間で1840年から2年間にわたって続いた



鐘の鳴る丘/1949年封切
菊田一夫・作 NHKラジオの連続放送劇の映画化
第1篇から第3篇まで製作され、これはその3篇「クロの巻」
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あの丘越えて/1951年封切
当時の人気者、美空ひばりと鶴田浩二の共演で製作された松竹の力作
昔懐かしの匂いがこの映画ポスターから感じ取れます

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ひめゆりの塔/1953年封切
沖縄戦の前線に立たされた「ひめゆり学徒隊」の悲惨な生涯を描いた今井正の名作
二度と繰り返してはならない戦争の悲劇

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キネマ旬報 【 第7位 】


祇園囃子/1953年封切
監督 溝口健二、主演 木暮実千代と若尾文子の秀作です
花街に生きる女達を描いたら 溝口健二、此処にあり

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キネマ旬報 【 第9位 】


にごりえ/1953年封切
樋口一葉の短編小説を原作としたオムニバス映画
第一話「十三夜」 丹阿弥谷津子
第二話「大つごもり」 久我美子
第三話「にごりえ」 淡島千景
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キネマ旬報 【 第1位 】


吹けよ春風/1953年封切
Taxi driverから観た乗客の人間模様を描いた東宝の秀作
黒沢明と谷口千吉が脚本を手掛けています

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さらばラバウル/1954年封切
監督・本多猪四郎、特殊技術・円谷英二が手掛けた戦争映画
戦争の虚しさを問い質す東宝の秀作です

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幸福を配達する娘/1955年封切
当時の世情を醸し出す名作です
若尾文子の初々しさが光り輝いていました

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夫婦善哉/1955年封切
文芸作品の巨匠・豊田四郎が監督、森繁久彌と淡島千景が好演する東宝の力作です
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キネマ旬報 【 第2位 】


警察日記/1955年封切
久松靜児監督、森繁久彌主演の昭和の名作
’55年「夫婦善哉」’58「駅前旅館」と並ぶ、森繁の代表作です

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キネマ旬報 【 第6位 】


続 警察日記/1955年封切
前作「警察日記」の続篇として久松靜児監督が製作した作品です
残念ながら森繁不在での撮影となりました

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キネマ旬報 【 第26位 】


赤線地帯/1956年封切
売春防止法案が国会で審議されている当時、吉原「夢の里」での娼婦たちの生きざまを描いた名作
溝口健二の遺作となりました

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キネマ旬報 【 第15位 】

 
嵐/1956年封切 【左】B1 【右】立看
島崎藤村の自伝小説を映画化した東宝の秀作です
笠智衆が「家の内も、外も、嵐だ」・・と叫ぶ藤村の気持ちを見事に演じ切りました

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キネマ旬報 【 第13位 】


狂った果実/1956年封切
太陽の季節で初めて映画デビューを果たした裕次郎が
今度は北原三枝と一緒に初めて主演を務めた自身二作目の作品でした
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裸の町/1957年封切
当時蔓延っていた「高利貸し」の問題を描いた作品で
池部良が良い味を醸し出していました

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陽のあたる坂道/1958年封切
石坂洋次郎の小説を裕次郎主演で映画化
その後も何度となく映画リメイクやテレビのドラマ化が製作されました

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杏っ子/1958年封切
成瀬巳喜男が監督、香川京子が主演を務めた東宝の文藝大作です
才能が無いダメ男と、男と縁の切れない女を描いた作品で
当時よく見られた「浮雲」や「夫婦善哉」の類に位置する作品に仕上がっています

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キネマ旬報 【 第28位 】


一粒の麦/1958年封切
集団就職で都会へ旅立っていく中学生(少年少女)を描いた作品で
吉村公三郎が渾身の力で世に訴える

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キネマ旬報 【 第13位 】

  
嵐の中を突っ走れ/1958年封切
最も裕次郎らしさが感じられる作品で
裕次郎自身も青春の真っ只中を突っ走っていました

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鰯雲/1958年封切
鰯雲は温暖前線や熱帯低気圧の接近時によく現れるため、天候悪化の前兆とも言われ
台風や移動性低気圧が近づく秋の時季に見られる雲です
これは当時の貧しい農家が舞台で、運命に翻弄され、この世の儚さに格闘する主人公を名匠成瀬監督が見事に描いた名作

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キネマ旬報 【 第12位 】


素晴らしき娘たち/1959年封切
紡績工場で働く女子工員達が苦しみや悲しみを乗り越えてチカラ強く生き抜く・・
当時よく見られた展開だが、主人公の丘さとみの魅力が満載だった

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キネマ旬報 【 第19位 】